【VRマニアが語る】USJのARマリオカートを体験!!

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最近話題のスーパー・ニンテンドー・ワールドに、AR体験アトラクションがあると聞いて、VR好きならば体験しておきたい!という思いからUSJに行きました。

ARは現実の風景に映像を重ねて新しい体験を提供する技術で、VRの仮想空間とは違い、現実とデジタルが融合する点が魅力です。今回は、ARとアトラクションが融合したマリオカートのアトラクション「クッパの挑戦状」の体験を中心に、技術や感想をお伝えします。

アトラクションまでの通路も凝っており、マリオカートの世界観が再現されています。そこで撮った写真を載せています。

ARとアトラクションの相乗効果が生むワクワク感

「クッパの挑戦状」は、任天堂の人気ゲーム『マリオカート』の世界観を再現し、実際にカートに乗りながらARを通じてゲームの世界を楽しむアトラクションです。

AR技術を使うことで、リアルな風景にキャラクターやアイテムが浮かび上がり、夢中でゲームをプレイしながら新しい体験に浸ることができました。ARの特性がアトラクションにどう活かされているのか、そのワクワク感を体験できたのは未来を感じさせるものでした。

マリオカート ~クッパの挑戦状~ってどんなアトラクション?

「クッパの挑戦状」では、4人乗りのカートに乗り込み、サンバイザー型のARヘッドセットを装着してコースを疾走します。任天堂の人気キャラクターたちが登場し、コイン獲得を競うゲームを体験できます。

自分の操作でこうらを敵に当てたり、タイミングよくハンドルを切ってコースを進んだりする要素が盛り込まれており、まるで実際のマリオカートの世界に飛び込んだかのような感覚です。シンプルながらもスリルがあり、どの年齢層でも楽しめるのが特徴です。

ARヘッドセットの体験と仕組み

装着するサンバイザー型のARヘッドセットには、透明なディスプレイがあり、映像を反射させて現実の視界に重ねて表示する仕組みです。

身近な例で言うと、ポケモンGOのAR機能に近い感覚ですが、ヘッドセットを装着して没入感が増すのが特徴です。

ヘッドセットには「3Dof(スリー・ディー・オブ)」と呼ばれる技術が採用され、頭の回転や傾きに連動して映像が変化します。また、ヘッドセットは他のカートのプレイヤーとも同期されているため、他の人がこうらを投げる瞬間をリアルタイムで確認でき、一体感を生み出しています。

Mira社の技術供与とAppleの買収

このヘッドセットの技術には、主に業務用ARヘッドセットを開発しているスタートアップ企業のMiraが関わっており、アトラクションに最適化されています。

実はMiraは2023年にAppleに買収されました。これによって、今後はMiraの技術がApple製品やテーマパークにも導入される可能性があり、今後のAR技術の進化にも期待が高まります。

マリオカートのアトラクションの魅力

実際に「クッパの挑戦状」を体験してみて感じた魅力をお伝えします。まず、カートのハンドル操作や敵への攻撃といったシンプルな操作により、慌ただしさがあり、あっという間に感じるほどの充実感がありました。

また、AR映像が鮮明で見やすく、まるでキャラクターが目の前にいるかのように感じられました。ARヘッドセットも磁石で簡単に装着できるため、サクッと体験できる設計が便利です。

少し残念だった点

もちろん、いくつか気になる点もありました。まず、AR映像と現実のセットに一体感がやや欠けていたところです。

AR上で登場するマリオのキャラクターたちが、現実のセットにうまく溶け込んでおらず、浮いているような印象を受けました。例えば、現実のセットの位置に合わせてキャラクターが現れるようにすることで、より没入感が高まると思います。

また、カートの動きが子どもにも楽しめるようにゆっくりだったため、スピード感にやや物足りなさを感じました。普段150ccのマリオカートをプレイしている人には、50ccに乗ったような感覚に近いかもしれません。

まとめと未来への期待

AR技術とヘッドセットを使ったマリオカート「クッパの挑戦状」を体験し、技術の未来を強く感じました。

テーマパークでのARの活用はまだ始まったばかりであり、今後さらに進化すれば、よりリアルで没入感の高い体験ができるでしょう。例えば、より高精度のAR表示や、プレイヤーの位置情報と連動して現実セットとデジタル映像が一体化するような技術が実装されれば、さらに感動が深まるはずです。

アトラクションとしても大変面白く、未来の技術がここまで近づいているのを実感できる素晴らしい体験でした。今後の発展に期待が高まります!

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